2011年の入社以来、ずっと大阪工場の製造課で働いています。工業高校の機械科で学んでいたのでバネやネジなどを製造するメーカーなども検討しましたが、その中で住化カラーを選んだ理由は、何より住友化学のグループ会社だということ。長く勤めるうえで、経営基盤が安定しているというのは一番大切だと思ったからです。
そんな状態で入社したので当初は製品のこともまったく知りませんでした。会社案内を通じて化粧品のプラスチック容器などに使われる「色」を作る仕事だとは理解していましたが、実際に入社すると自動車の内装やレジ袋に使われるものなど種類もたくさんあり、まず、その点において驚かされました。
班長としての使命を胸に
先人たちが築き上げた
独自の強みを次の世代へ
製造課2011年入社 Y.T.
製造課
2011年入社 Y.T.
2ヵ月くらいの研修でいろんな部署を体験した後に、製造現場に配属されました。何分、知識が無かったので最初の頃は先輩方がやっていることを見て、それを真似て、分からないことは何度も聞きながら学んでいきました。先輩は年齢の離れた方が多く、戸惑うことも多かったですが、困った人を見つけたら自然と助け合うという社風が根付いているおかげで次第に成長できました。
そんな私も現在は製造課の班長として、ライン全体の操業管理や品質管理、工程管理、納期管理、加えて作業員の教育も任されています。班長になってまだ日が浅いので、年上の作業員にはまだまだ気を遣う部分もありますが、納期や品質に関しては会社全体の信用に関わるため徹底して指導しています。責任感という点において、仕事に対する意識は大きく変わったと思います。
製造に携わっている私は、住化カラーの強みは品種の豊富さと品質の高さにあると思います。品種が豊富な故、製品替えが発生するたびに異物が入り込まないようラインを分解、洗浄しなければならず、とても手間と工数がかかりますが、先輩方がこれまで徹底してきたからこそ、今も安心して当社の製品を使い続けていただけているのだと思っています。
今後は、こうした強みを班長として次の世代に伝えていきます。私は小学校から高校を卒業するまでサッカーを続けていたのでチームワークの大切さは身に染みて理解していますが、チームを引っ張るキャプテンタイプではなく、どちらかというと苦手な方です。しかし、言葉数は少なくても、仕事に取り組む姿勢を通じて伝えられることはあるはずです。まずは自分に与えられた職務を全うすること。そうして、自分を信用して付いてきてくれる人を増やして、可能な限りキャリアアップしたいと思っています。