大学で有機化学について学んでいた関係で化学メーカーへの就職を考えていた時に、たまたま住化カラーを知りました。独自製品である二層構造ペレットを見て「何だかお菓子みたい」と興味をもち、すぐに工場見学を申し込むことに。見学の際、大きな機械から次々と製品が出てくる様子を見て、純粋にすごいと思い採用試験を受けることにしました。料理や工作も苦手な方で、モノづくりに興味があったわけでもない私が、なぜかピンと来たのですからつくづく巡り合いって面白いと思います。
入社後は男性社員と同じくらい頑張ろう、と気合いを入れて働いていました。今振り返ると「気合い」よりも「気負い」の方が大きかったかも知れません。結婚して、母親になりやっと周りに頼ることの大切さが分かったような気がします。
周りの理解のもと
研究開発者として母として
充実した日々を送る
開発本部 開発研究所
機能材グループ 機能色材チーム2007年入社 S.M.
機能材グループ 機能色材チーム2007年入社 S.M.
開発本部 開発研究所
機能材グループ 機能色材チーム
2007年入社 S.M.
機能材グループ 機能色材チーム
2007年入社 S.M.
今所属している機能色材チームの業務内容は、プラスチックに機能材という特殊な添加剤を加えることで新たな機能を付与するというものです。お客様の要望に対して何を加えるべきかを追究することもありますし、自社で掲げた開発テーマについて研究することもあります。
現在、育児で時短勤務中ということもあり、納期のあるお客様相手の案件ではなく自社開発に携わることが多いのですが、納期が厳しくない分、場合によっては“なあなあ”になりがちなのでその点は注意しています。限られた時間の中で、いかに効率よく業務を進めるか、を常に念頭に置きながら、もしも子供の体調不良などで急遽休まなければならなくなった場合でも、周りの人にできるだけ迷惑をかけないよう資料や書類などは分かりやすくまとめるよう心掛けています。
産休、育休を経て職場復帰したことは自分の中で大きなターニングポイントになりました。会社から一度離れたからこそ第三者的視点が身に着き、復帰した際に「もっとこう改善すれば効率が良くなるのに」と思う点がいくつも見つかりました。幸いにして今の職場は、そうした意見を発信しやすい環境にあります。実際に意見を採用いただき、改善につながったこともあり、そういう点でも私は恵まれているなと感じています。
お客様相手の仕事は厳しい分、刺激も多く、私も研究開発者として担当したいという気持ちはありますが、今は育児も大切です。「子供たちが大きくなればまた担当できる」、そう自分に言い聞かせながら、子供たちの笑顔をエネルギーに変えて、これからも前向きに頑張りたいと思っています。